試写でも一度観ている映画だが、今回はたまたま「X-ファイル」のデビッド・ドゥカブニー大好きという大勢の女性たちと一緒に映画を観ることになった。『Return to Me』という原題を『この胸のときめき』にしたことについては、すごく評判が悪い。でもしょうがないよ、これは。誰もディーン・マーティンの『Return to Me』なんて知らないんだし、そのままカタカナにするよりは『この胸のときめき』の方が10倍はまし。邦題は映画の内容にも合ってると思う。(ガーシュインの曲から取った『Sweet and Lowdown』という映画のタイトルが、『ギター弾きの恋』になってしまう世の中です。)ラブ・ストーリー系で売ろうとしているのだから、このぐらいくさいタイトルでも構わないんじゃないだろうか。