映画かわら版
Title Index


1997年5月

スター・ウォーズ
〈特別篇〉
1997/05/31 スカラ座
20年前のオリジナルに大々的に手を入れた新作カットが話題だが、
付け加えた場面が映画全体のバランスを崩した。by K. Hattori

008<ゼロゼロパー>
皇帝ミッション
1997/05/31 銀座テアトル西友
次々繰り出されるナンセンスなギャグの数々に腹を抱えて大笑いできる。
現代香港映画の喜劇王チャウ・シンチーが大活躍。by K. Hattori

八日目
1997/05/31 銀座テアトル西友
家族を失ったビジネスマンと、ダウン症の青年の心の絆を描くロードムービー。
監督は『トト・ザ・ヒーロー』のジャコ・ヴァン・ドルマル。by K. Hattori

心の指紋
1997/05/30 日本ヘラルド映画試写室
末期ガン患者の少年囚と心に傷を負ったエリート医師が伝説の湖を探す。
マイケル・チミノ監督6年ぶりの新作はロードムービー。by K. Hattori

ライアー ライアー
1997/05/30 UIP試写室
ジム・キャリーの個人技が炸裂する抱腹絶倒のコメディ映画。
子役のジャスティン・クーパーに注目。by K. Hattori

バウンド
1997/05/30 東宝第2試写室
ジーナ・ガーションとジェニファー・ティリーの女ふたりが主人公。
小品とは言え切れ味鋭いサスペンス映画。by K. Hattori

フランキー・ザ・フライ
1997/05/29 シャンテ・シネ1
デニス・ホッパー扮する老ギャングが映画作りを通じてボスに復讐。
良くも悪くも、デニス・ホッパーのための映画。by K. Hattori

ロミオ+ジュリエット
1997/05/29 日比谷映画
レオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズ主演のシェイクスピア劇。
舞台を現代にしたアイデアは面白いが空回り気味。by K. Hattori

奇跡の海
1997/05/28 シネマライズ
主人公ベスを演じるエミリー・ワトソンの表情が素晴らしい。
一直線に突き進む、究極の愛の物語。by K. Hattori

スクリーム
1997/05/27 ヤクルトホール(試写会)
ホラー映画をパロディにして笑い、さらにそれを逆転させてホラーにした映画。
ホラー映画ファンが泣いて喜ぶ場面や台詞が目白押し。by K. Hattori

乱気流
―タービュランス―
1997/05/26 GAGA試写室
主演のローレン・ホリーは「ジム・キャリー夫人」という以外に取り柄がない。
主役ふたりのエピソードは弱いが、飛行機は最高! by K. Hattori

スリーパーズ
1997/05/25 スカラ座
復讐劇としても法廷ドラマとしても少年の日の回顧譚としても中途半端。
復讐のもととなったレイプ描写の甘さが最大の欠点。by K. Hattori

うなぎ
1997/05/24 丸の内ピカデリー1
妻殺しの過去を持つ男と、自殺未遂をした女の、セックスなき愛情と絆。
カンヌ映画祭グランプリ(パルム・ドール)受賞作。by K. Hattori

妻の恋人、夫の愛人
1997/05/23 東宝第2試写室
ジョン・ボン・ジョヴィ初主演。共演に『髪結いの亭主』のアンナ・ガリエナ。
ロマンチックな大人の恋のミステリー。面白いよ。by K. Hattori

クローンズ
1997/05/22 ソニー試写室
マイケル・キートンがどんどん増えて行く特殊効果と芝居は見事。
ただしコメディ映画としてはあまり笑えない。by K. Hattori

セイント
1997/05/21 UIP試写室
ヴァル・キルマー主演のアクション映画。エリザベス・シューも素敵。
特殊メイクで作り上げた変装の数々が見もの。by K. Hattori

ファースト・ワイフ・クラブ
1997/05/20 ヤマハホール
ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラー、ダイアン・キートン主演のコメディ映画。
ベテランたちの息の合った芝居がじつに愉快。by K. Hattori

ラリー・フリント
1997/05/20 ソニー試写室
ポルノ雑誌「ハスラー」の経営者ラリー・フリントの伝記映画。
主人公の妻役、コートニー・ラブに注目。by K. Hattori

キングピン
ストライクへの道
1997/05/20 KSS試写室
ウディ・ハレルソンがアーミッシュの青年とボーリング大会優勝を目指す。
ビル・マーレーの怪演(快演)がこの映画の財産。by K. Hattori

ネゴシエーター
1997/05/19 丸の内ピカデリー2
エディ・マーフィがギャグも変装もなしで挑んだ刑事アクション。
マイケル・ウィンコットの悪党ぶりが最高です。by K. Hattori

マイケル
1997/05/19 丸の内ピカデリー1
ジョン・トラボルタ扮する中年太りの陽気な大天使マイケルが大活躍。
『めぐり逢えたら』のノーラ・エフロン監督最新作。by K. Hattori

鞍馬天狗
(鞍馬天狗・黄金地獄)
1997/05/17 東京国立近代美術館フィルムセンター
昭和17年に伊藤大輔が撮った、別名『鞍馬天狗・横浜に現わる』。
占領下のチャンバラ禁止が恨めしく感じられる1作。by K. Hattori

バスキア
1997/05/16 恵比寿ガーデンシネマ(試写会)
'80年代ニューヨークで活躍した天才画家ジャン=ミシェル・バスキアの生涯を
バスキアの友人ジュリアン・シュナーベルが映画化。by K. Hattori

ロスト・ハイウェイ
1997/05/16 松竹試写室(試写会)
『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最後の7日間』以来5年ぶり。
デヴィッド・リンチの最新作は狂った魅力が爆発してる。by K. Hattori

TOKYO BEAST
1997/05/15 PARCO Space Part3
こんなものを「映画」と呼んではいけない。ビデオで遊んでるだけです。
間違いなく、これが本年度のワースト1作品。by K. Hattori

トレインスポッティング
1997/05/15 シネマライズ
ダニー・ボイルが麻薬中毒者の日常を抜群のテンポで軽快に描く。
登場人物がどれも魅力的で生き生きしている。by K. Hattori

天国の約束
1997/05/15 シネマ・カリテ2
アル・パチーノがなんでこんなつまらない映画に出ているのかわからん。
人工甘味料的な甘さだけが後味に残り吐き気がする。by K. Hattori

鬼火
1997/05/15 中野武蔵野ホール
原田芳雄と片岡礼子の関係は、愛情よりもっと強くて固い結びつきだ。
片岡礼子がとにかくよい。劇場で観られてよかった。by K. Hattori

目撃
1997/05/13 W.B.試写室(試写会)
大統領の犯罪隠蔽を目撃した泥棒が、シークレット・サービスに追われる。
製作・監督・主演クリント・イーストウッドの快作。by K. Hattori

誘拐
1997/05/13 東宝第1試写室
ベテラン刑事渡哲也が、生意気な新人永瀬正敏を一人前に鍛える。
手に汗握る前半に比べると、後半がやや弱いかな。by K. Hattori

ロング・キス・グッドナイト
1997/05/11 日劇プラザ
ジーナ・デイビスとサミュエル・L・ジャクソン主演のアクション映画。
レニー・ハーリン監督は少しずつ上手くなってる。by K. Hattori

失楽園
1997/05/11 丸の内東映
渡辺淳一のベストセラーを『(ハル)』の森田芳光が映画化。
主演は役所広司と黒木瞳。劇場は満員。by K. Hattori

MISTY
ミスティ
1997/05/10 松竹セントラル1
豊川悦司、天海祐希、金城武共演で『羅生門』を再映画化。
女学生みたいにオセンチな真砂像。by K. Hattori

ペダル・ドゥース
1997/05/10 銀座ガスホール
ゲイの男とゲイクラブを経営する女性の恋を描くフランス映画。
当然、物語も一筋縄ではいきません。by K. Hattori

生きる
1997/05/05 並木座
昭和27年に製作された黒澤明の名作。でも僕は泣けない。
脚本が緻密すぎて気持ちが入り込めない。by K. Hattori

酔いどれ天使
1997/05/05 並木座
黒澤初期の習作。三船敏郎が黒澤映画にデビューする。
未完成な映画に黒澤のルーツが見える。by K. Hattori


(ディレクターズ・カット、完全版)
1997/05/05 有楽町朝日ホール
松尾嘉代と岡田真澄の濃厚な濡れ場が恐いくらいリアル。
1983年製作の映画を再編集した完全版。by K. Hattori

金色のクジラ
1997/05/05 有楽町朝日ホール
白血病の弟を救おうとするお兄ちゃんの姿を中心に家族の絆を描く。
岸川悦子の同名児童文学を映画化。感動した。by K. Hattori

眠る男
1997/05/04 有楽町朝日ホール
群馬県が小栗康平に作らせた県民映画。いいのか、これで?
つまらなくはないけど二度とは観ないだろう。by K. Hattori

ソリテュード・ポイント
時のゆらぎ
1997/05/04 有楽町朝日ホール
戦後アメリカに嫁いだ日本人花嫁の現在を描いた映画。
主人公の人物像をもっと掘り下げてほしかった。by K. Hattori

ソクラテス
1997/05/04 有楽町朝日ホール
映画初主演・大仁田厚の個性が映画の中で生きてないのは残念。
話はオリジナルだけどセンスが古すぎる。by K. Hattori

ロマンス
1997/05/04 有楽町朝日ホール
子供のようにはしゃぐ大人たちは、分別がある分だけ深く傷つく。
玉置浩二、ラサール石井、水島かおり主演。by K. Hattori

PiPi ピピ
とべないホタル
1997/05/04 有楽町朝日ホール
小学生の道徳教育用アニメ。これでいじめがなくなるんだとサ。
こんなものありがたがる親や教師の気がしれないよ。by K. Hattori

星空のバイオリン
1997/05/04 有楽町朝日ホール
バイオリン作りに情熱を燃やす小沢僖久二さんの半生を映画化。
この映画との出会いは思わぬ収穫だった。by K. Hattori

岸和田少年愚連隊
血煙り純情篇
1997/05/03 有楽町朝日ホール
よくできた青春映画なのだが、やはり前作と比べると見劣りする。
終盤のエピソードにも違和感を感じた。by K. Hattori

[Focus]
1997/05/03 有楽町朝日ホール
テレビ局のはしゃぎすぎた取材が悪夢のような一夜を生み出す。
浅野忠信主演の小品だが力強さは天下一品。by K. Hattori

大阪の章二クン
1997/05/03 有楽町朝日ホール
普通の男女の普通の恋愛話を娯楽映画にするには工夫が必要。
真面目に誠実に作ってもこれでは退屈なだけ。by K. Hattori

風のかたみ
1997/05/03 有楽町朝日ホール
最近の日本映画には珍しい平安時代を舞台にした時代劇。
内容は退屈で眠たくてつまらないの一語。by K. Hattori

人間の住んでいる島
1997/05/03 有楽町朝日ホール
沖縄伊江島の戦後史を糸口に、反戦と平和を強く訴える映画。
メッセージにはひとりよがりな部分もある。by K. Hattori



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【ま】【み】【む】【め】【も】 
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