仮面ライダーW FOREVER

A to Z / 運命のガイアメモリ

天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー

2010/08/07 TOHOシネマズ錦糸町(スクリーン2)
夏休み映画「仮面ライダー」と「ゴセイジャー」の2本立て。
初日初回に3D版を鑑賞する。by K. Hattori

Goseijya  テレビ朝日系で毎週日曜日の朝に放送されている、「天装戦隊ゴセイジャー」と「仮面ライダーW(ダブル)」の劇場版2本立て。「仮面ライダー」と「スーパー戦隊シリーズ」の2本立ては、昨年も『劇場版 仮面ライダーディケイド/オールライダー対大ショッカー』と『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版/天下分け目の戦』が公開されているのだが、この時は『シンケンジャー』のみが3D上映で「仮面ライダー」は2Dだった。今回は2本とも3D版で公開される(対応劇場のみ)のが売りで、映画の3D化がいよいよ一般に浸透してきていることを感じさせる。シネコンなどで2D版と3D版が同時に上映されている時、どちらを選ぶかは悩むところかもしれない。しかし僕は断然3D派だ。3D映画は3Dを前提とした演出が随所にあるので、2D版を観たのでは演出の真価が発揮できない。多少の追加料金を払っても、3D映画は3D本来の形で観るべきだろう。

 本編前の予告編を観ると、今後も続々3D映画の公開が控えている。当面はアクションアドベンチャー映画やアニメ作品などが多いようだが、これはいずれ通常のドラマ作品にも浸透してくるだろう。いずれすべての映画が3Dになる日が、そう遠からずやってくるかもしれない。「3Dなんて客寄せのための見せ物だ」と考えている人も多いだろうが、映画がサイレントからトーキーに変わる時も、モノクロからカラーに変わる前も、ワイドスクリーンの導入期も、すべて「こんなものは見せ物だ」「こんなゲテモノはすぐに飽きられる」と言われたのだ。3D映画もおそらくそれと同じ道をたどるだろう。玄人筋や熱心なファンが馬鹿にしているうちに、どんどん普及していずれ逆戻りしないところにまで至るはずだ。

 映画は『天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー』から始まり、『仮面ライダーW FOREVER A to Z / 運命のガイアメモリ』が後になる構成。2本立て映画の場合、後から上映する方がメイン作品で、もう1本は添え物ということになる。つまり今回は(いつものことだが)「仮面ライダー」の方がメインなのだ。番組が対象としている視聴者の年齢層が「仮面ライダー」の方が少し上であることも、こうした番組構成になる理由だろう。今はほとんどの映画館で定員入れ替え制だし、3D上映の場合は1回ごとに3D対応ゴーグルの配布と回収を行っているので、番組の前後関係は絶対的なものになっている。

 今回『ゴセイジャー』はともかく、『仮面ライダー』はテレビ版が終盤のクライマックスに差し掛かっていることもあって、番外編の劇場版を作るのにかなり苦労しているように思える。この映画は事件列的に、テレビ版のどのあたりに挿入されるエピソードなんだろうか。ゲストスターは杉本彩と松岡充。ふたりが親子という設定なのはアリですか? 実年齢は42歳と38歳です。

8月7日公開 丸の内TOEI、新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:東映
2010年|1時間36分|日本|カラー
関連ホームページ:http://www.w-gosei.com/
関連ホームページ:The Internet Movie Database (IMDb) 関連ホームページ:The Internet Movie Database (IMDb)
DVD:仮面ライダーW FOREVER A to Z / 運命のガイアメモリ
メイキングDVD:撮影報告書 メイキング・オブ・仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ [DVD]
サントラCD:仮面ライダーダブル FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ オリジナルサウンドトラック
主題歌CD:W (松岡充)
関連DVD:坂本浩一監督
DVD:天装戦隊ゴセイジャー エピックON THEムービー
メイキングDVD:天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー 降臨!天使たちのメイキング [DVD]
関連DVD:渡辺勝也監督
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